ぼくがITフリーランスを目指さない理由

    

つい先日のこと。「gori.me」のKusakari Kazutoさんや「laugh-raku^^」のSuzuki Takuroさんが専業ブロガーとして独立。これは、俗にいうITフリーランスというものらしい。

会社の卒業、これから、そして未来へ

専業ブロガーになりました。ITフリーランスと呼ばれるやつです。

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ぼくがITフリーランスを目指さない理由

ぼくは世間一般でいう勝ち組ではない。だから、少しでも経済的に自由な生活を送るためには、いまのところ本業の会社員や副業としてのブログで懸命に努力しなくてはいけない。いまぼくが会社員を辞めるということは言い換えると明日から生きていけないということだ(厳密な意味での死、ではない)。

どんな経済活動でもリスクとリターンはつきもので、リスクを最小限に、リターンを最大化させることで富を得ることができるとは橘玲さんの言葉。たしかに普通の会社員というのはリスクは少ないもののリターンの可能性も低い。

会社員のメリットは安定だ。これには異論がないだろう。だけど、ニュースでは大企業のリストラや倒産が報じられることが増えてきていることもあって、会社員という地位が必ずしも安定の象徴ではなくなってきていることがわかる。

では、周りの誰しもが危機感を抱いて、独立を目指しているのかというとそういう風には見えないのは、人はそれぞれ、望むと望まざるにかかわらず、経済合理的な判断で、いまの会社員という身分を選択をしているからだと言える。

時間や場所に囚われることなく、好きな仕事をして生きていければ良いと誰もが願う。だって、それは自由で素晴らしいものに見えるからね。でも、人より少しだけ余裕のある生活ができれば、それでいいと考えるぼくにとっては、独立というのはリスクが高すぎる選択なのだ。



明日、行く会社がない

Google+で、ぼくが初めてフォローした方がいる。ウェブサービスを個人で開発しているSE(システムエンジニア)だ。

ある日、その方の働く会社が経営破綻したらしいということがわかった。

つまり早ければ明日から、行く会社がないということだと思う。言ってしまえば、ネットの見ず知らずの他人である。そのときは見過ごそうと思った。

ぼくにできることなんて限られているのだ。関わったってしょうがない。そう思う…でもどこかで割り切れない自分がいて、メッセージを送った。

Plucial

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http://plucial.com/

もし、身近な人が職を失ったとき、自分に何ができるのかと考えると、たぶん何もできないと思う。薄々は感づいていたのだけど、こうまで非力な自分を見せ付けられるというのは、とても苦しいものだ。

そうして将来に対し、言いようのない不安でいっぱいになる。たまたま彼だっただけで、不幸は自分の身に起きた可能性だってあるのだから。彼は強い人だったが、ぼくはそうではない。たぶんこんなにも早く立ち直ることなんてできずに、世の中を恨み、境遇に嘆くだけなのではないか。

経済合理的な理由から、いまのところ他に選択肢のないぼくは、この先も会社員を続けるだろうと思う。

人生を経済的な側面から語るなら、その目的は何ものにも依存せずに自分と家族の生活を守ることのできる経済的独立を達成することにある。自由とは人生に複数の選択肢を持つことだ。

国家であれ会社であれ、経済的に第三者に依存し、そこにしがみつくしか生きる術がないのなら、新たな一歩は永遠に踏み出せないだろう。

(中略)自由や富が幸福な人生を約束するわけではない。それは未知の世界を旅する通行証のようなものではないだろうか。

いつかその扉を開けてみたいと、私はずっと夢見てきた。

「知的幸福の技術-自由な人生のための40の物語」(橘玲/著、幻冬舎文庫/刊)

ぼくだって、選択肢を持ちたい。冒頭の二人はその扉を開けた。

会社にしがみつくしかできない自分はこれからどうすべきか。いまもわからない。

2014/06/06 追記:

続・ぼくがITフリーランスを目指さない理由


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