東京周辺、大人の食べ歩き!えっ!?まだクチコミサイト?本当にウマい店は「東京百年レストラン」に載ってますよ

    

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「東京百年レストランII」(伊藤章良/著、亜紀書房/刊)って本がある。目次でざっと目を通すと掲載された40の店のうち、ほとんど知らない。

タイトルみると2冊めの本らしい。あぁ1冊目を買えばよかったか・・・。ちょっと残念な気持ちになりながら・・だって2冊目って普通トーンダウンすることが多いじゃない?

もう一度、目次を見返して知ってそうなお店を探してみる。渋谷、焼き肉”ゆうじ”ってなんだか聞いたことがあるなぁ。

東京百年レストランは一般的なグルメ本とは違う毛色。なんせ写真がまったくなくて、あるのは文章だけ。写真がないからこそ、想像力を掻き立てられるし興味を唆られる。行って食べてみたくなる。そこまで賞賛するのなら、一度は食べてみたい。読んだ人を、そう思わせるに十分な主張がある本だ。

タイトルを見る限り、東京で百年以上の歴史がある名店を紹介しているのかと思われるかもしれないが、そうじゃない。”東京で百年先も、あり続けてほしいお店”の紹介なのでお間違いのないように。

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紹介されたお店のなかに、知っているお店があると嬉しくなるものだ。そういう共感が読んでいて楽しいから。行ったことがあって、作者の好みと合致したとき「そう、そう」と頷きたくなる。過去の体験を思い出して、”にんまり”。

今回は残念だけど、ぼくには知っているお店がほとんどなかった。そりゃそうだ、そんなにグルメってものを知らないから。

そんななかで、名前だけ知っていたのは冒頭の渋谷焼き肉の名店”ゆうじ”だ。だけど最初に断っておかないといけない。ぼく、実際には行ったことはないですよ。ははは。

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Photo:sakura’s Life is beautiful

何年も前の話。一時期グルメブログを読み漁っていた時期があって、そのときのお気に入りのブログに焼き肉”ゆうじ”のことが書いてあったのを覚えていたんだと思う。

「ゆうじ」に行くときは、クリーニングに出す直前の服を着ていこうと女性に言わせるぐらいにスゴい。ではなぜ「ゆうじ」は、あのように煙が出る環境で、無煙ロースターを使わないのか。決してその程度の設備投資ができないとは思えない。

それは、「ゆうじ」の店主が料理人であり、焼肉店のオーナーではないからだとぼくは考えている。単に焼肉店のオーナーなら、客にできるだけいい環境で快適に過ごしてもらえることだけを考えるだろう。

一方、「ゆうじ」の店主は料理人だからこそ、肉を焼けば煙が出るのは当然で七輪も熱くて当たり前と思っていて、それを感じながら肉を食う「焼き肉の楽しさ」を伝えたいと願っていると想像する。

Googleで検索すると、ここについて書かれた記事をたくさん目にすることができる。とにかく狭そうでペトついた店内。でも、何か美味いもんを食べさせてくれそうな、好きな人には好まれる雰囲気がある。

焼肉の煙って、食欲をそそるんですよね。昔、近所に焼肉屋があって、夕方になると通りには焼き肉のウマそうな煙が流れてきていた。甘辛い焼き肉のタレに漬けられたカルビを七輪で焼いたときのモウモウあがる煙。それを白飯に載っけて食べると、「あぁ、ウマい!」。家族でよく行ったなぁ。

そういえばここも、店内はペトペトしていて、狭かった。



いまでは、焼き肉といえばチェーン店に行くことが多くなった。それはそれは快適だけど、なんだか物足りないのも事実。最近、実家に帰ることがあって、その焼肉店のあった場所を見たら、シャッターが閉まっていた。

その昔、焼肉店のメニューには、タンとレバーとカルビとロースしかなかった。その当時の、今でいう希少部位は、想像するにロースの中にまぎれて、というかロースとして売られていたはず。

ところがだ。トモサンカクとかザブトンとか、さまざまな名称をつけて、一頭から○キログラムしか取れないとの希少をうたい文句に価格を上げ始めた。

精肉業界のマーケティングとしては大成功だし、そんな工夫は、商売としてならぼくは否定しない。しかし、そんな希少部位を、しかも薄くスライスされた状態で素人が焼いたとして、一般的なロースと何処が違うのだろう。(中略)

一方、「ゆうじ」の店主におまかせのコースをオーダーすると、さまざまな希少部位が、素人でも焼きやすいように包丁を入れたり、下処理をした状態で準備される。そのバリエーションたるや、一つとして同じものがなく、味わいも食感もすべてが個性的で面白い。

希少部位と言われると食べてみたくなるのが人情。それらが、実は一括りにロースだったなんて、へぇなるほどそうなんだ!と知識欲を刺激される。

一方でおまかせコース。そんなにスゴいの?半信半疑でちょっとどんなもんかと、ブログ記事を検索していたら、こういう記事を見つけた。

あれから数年、幾度となく足を運んだ末に確信した事がある。ゆうじの真の価値は「おまかせ」コースにある、という事だ。
「おまかせ」を下支えしているのは、一皿一皿の完成度の高さである。肉ひとつひとつの鮮度や適切な下処理はもちろんだが、部位ごとの特徴を最大限発揮させるためのカッティングの工夫や味付けの追求によって生まれるクオリティの高さ。

「ホルモン焼きを食べるというイベント」を楽しみたいならこの店

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ホルモンといえば”もつ”。”もつ”と言えば鍋。

もつ鍋の”もつ”が牛なのか豚なのかさえ知りません(答えは牛)。

あのゴムのような食感も苦手。あれって不味い。

だけど、いまではホルモンに抵抗ない。何年も前に食べた”もつ鍋”がふつうにおいしかったからだ。

油がうまい!って思ったのもこの時。

ここでホルモン食べたら、世界がもっと変わりそうだ。

まとめ

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東京百年レストランIIは読み物としても面白い。写真がないぶん想像力を刺激されるし、何より主張のある文章がぼくには合っていた。

たしかに最初は”いつか行きたい名店リスト”みたいなものを予想していたのだけど、読み物としてもふつう以上に面白い。その店の料理についてというよりは、その店の魅力そのものを、さまざまなな角度から伝えてくれる。

東京近辺の方なら、実際に行きやすいだろうしリスト的な使い方もできる。そうでない方も旅行や出張の折に、名店に立ち寄る計画を練ってみたら良い。

楽しみ方はひとそれぞれだ。

あとがき

最近ドレッシングで使うオリーブ油をグレープシードオイルに変えてみたのです。

結論から言うとハマった。

油じゃないみたいだものこれ。さらっとしていて、水のよう。ぶどうの種からとれる油だから風味がぶどうなのかと思ったらまったくそんなことはない。

油ってうまいね。


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