月間1億2,000万PVのはちま起稿、元管理人が語るブログ運営のノウハウ

    

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お待たせしました。新刊レビューのコーナーです。

今回も読みやすさで選びました。結果はぼくの好奇心を満たしてくれる良書。2chまとめサイトの管理人ってどんなことしているのだろう。どうやってサイトを大きくしていったのだろう?ブログに活かせるノウハウは?そんな問いに答えてくれる本です。

2chまとめブロガーがどういうノウハウでサイトを大きくしていったのかが、知りたいですよね?ぼくはこのサイト、あまりお世話にはなっていないけど名前だけは知っていましたよ。

だけど、著者はまったくのノーマーク。そもそも、まとめサイトの管理人って表に出てこないのが普通だからかなり珍しいケースじゃないですか?

きっかけはイケダハヤト氏のエントリーでした。紹介します。

月間1億2000万PVを稼ぐ1990年生まれのメディアメーカー「清水鉄平」を知っているか?

まずは「はちま起稿」というまとめサイトについて説明しようと思います。

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はちま起稿という、2chまとめブログについて

はちま起稿という、まとめブログをご存知ですか?

なんとここ、月間1億2000万回のPV(ページビュー)というモンスターサイト。2ちゃんねるの転載禁止騒動で名指しされたまとめサイトのひとつで、ゲームを中心としたエンタメ情報を扱っています。

現在、著者は一線を退き、複数ライターで運営されているという。

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はちま起稿:国内最大級のエンタメまとめブログ。ゲーム情報、アニメや漫画、時事ネタなど、たくさんのネタを面白おかしく紹介します。

著者は”はちま起稿”の元管理人、清水鉄平という方。ひとえにサイトが大きくなった要因は、ブログが好きということに尽きる。これ以外のノウハウはこの基本があるからこそ生きてくると言えます。

目が覚めたらすぐにPCの前に座り、2ちゃんねるで面白そうなネタを探し、記事を書いたらすぐまた次のネタを探す。

食事にかける時間がもったいないからと、近所の弁当屋にダッシュで買いにいくか出前をとるかの2択。ベッドで寝ると熟睡してしまうからとソファや絨毯の上で眠り、風邪を引いて熱がでたら布団をかぶって更新。

1日が終わるのは朝のニュースをチェックした早朝4時頃。枕元にPCを置いて寝て、午前9時にまた起きてPCに向かう・・・。

ブラック企業も真っ青な拘束時間です。ブログが好きで、全精力を傾けることが成功の秘訣なのだね。ここを伝えたら残りのノウハウなんておまけみたいなものだけど、紹介していこう。

自分が好きなテーマで記事を更新し続けること。

立ち上げてすぐに人気がでるものではないから、反応がなくても延々と更新作業を続けましょう、と著者は言っている。だからこそ、モチベーションが続くように好きなテーマを選ぶんで記事を更新していくことが大事なんだって。説得力あるなぁ。

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はちま起稿の場合は読者がつくまでに4ヶ月、有名になるまでに2年近くかかったと書かれていました。誰もこないブログの更新を続けるのはとても心が折れる作業です。

それはぼくがいちばんよくわかっているつもり。たとえばここ「kakujin」で、はてなブックマークがひとつ付くだけで誰がつけてくれたのかチェックしに行ってしまいますからね。

SNSで拡散してくれた人には足を向けて寝られません。どの方角かわからないけど。

2chまとめがブログが有利な理由

2chまとめブログがほかのブログより有利な理由を考察付け加えて説明します。

1つ目のメリットです。

2chまとめブログはネタを2ちゃんねる掲示板から拾ってきます。自分でネタを探すより圧倒的に楽なのだそう。これについては、優位性が薄れてきているような気もしますけどね。他にネタ集めの方法なんていくらでもありますし。

ぼくの場合は買った書籍がネタなので、本を買わないことには、読まないことには基本、記事が増えていきません。月の書籍代が、家計を圧迫するのでおすすめできません。ちなみにこの記事を書いた今月のアフィリエイト収入は350円くらいでした。

それでも2chまとめと言われると、メリットは2ちゃんねるユーザーの投稿を転載することで、自分で記事を書くことなく、それなりな記事ができてしまうことでしょうね。2chまとめ職人ってある意味、編集者の才能を求められているのだと思います。

2chでは転載禁止を謳う嫌儲(アフィリエイト嫌い)の動きが広がっていますから、今後さらに優位性はなくなるものと思ってます。初期にまとめブログとしてある程度のアクセス稼ぎには良い選択ではないかな。

2つ目は、制作支援ツールが充実していること。

2chまとめビルダーなんかは記憶にありますね。調べてみたら、今年の3月4日に販売終了になっていた。。

「究極の2chまとめ作成ツール」をうたっていたWindows用ソフト「2chまとめビルダー2」が販売を終了した。「2ちゃんねる」で転載禁止を明記する板が広がっているほか、開発・販売元のインターナルは電子書籍のコピーを可能にするソフトを製造したとして社長らが逮捕されていた。

同ソフトは「人気のスレッドを短時間でまとめてブログに投稿できる」のが売り。勢いランキングから人気スレッドを取得したり、レスをアンカーに従って自動で並び替える機能などを備え、「数十秒で記事探しから投稿まで行うことができます!」とうたっていた。価格は1万4980円~5万4800円だった。

2月下旬までは販売ページが存在していたが、現在アクセスすると「諸般の事情により、販売を終了させていただきました」と販売終了をの告知が表示される。

まとめサイト作成ソフト「2chまとめビルダー」販売終了

3つ目は、まとめサイトやアンテナサイトとの相互リンクが容易なこと。

これはホントに実感。そもそも2chまとめという同じカテゴリじゃないとまず、よっぽどアクセスがないとリンクしてもらえません。ぼくの経験則で言うと、まずこまめに巨大サイトの管理人と連絡をとって相互リンクをしてもらうことが重要です。次に別のアンテナサイト等を紹介してもらい、芋づる式に相互リンクを増やしていきます。最大効率狙うなら、これしかないと思う。その道の教祖的な存在がいて口を利いてくれるというわけですね。

あとはもらったアクセスを、他サイトに送り込んでアクセストレードと呼ばれることを行います。ユニークアクセスと滞在時間(訪問者の量と質の両面から)で判断するサイトが多かったように思います。バナーリンクや記事紹介などで相手に返すアクセス数を調節するのがコツです。簡単なのはアクセスランキングを設置して上位のリファラー(リンクを送る側)の記事紹介をするなどかなぁ。以前のサイトでは、そうやってましたけど。

こうしてみると、ぼくのようなブロガーは地道に更新作業を重ねていくしかないから圧倒的に不利ですね。ははは。

記事タイトルが重要

キャッチコピーのコツが4つ。

  • 短くて(長すぎない)
  • 面白くて(多少煽り気味でも・・・)
  • 続きが気になる(内容小出しに)
  • 誠実な記事タイトル(本文との整合性が大事)

これさえ抑えればあなたもプロフェッショナル。

旬の話題にすかさず乗っかる

ブログ更新は時として、難しいことは考えず反射神経で記事を書かなければいけない場面があるのです。

少し補足。イケダハヤト氏の言葉を借りれば、”いつか誰かが言うことだったら自分が最初に言う”ということになると思う。別に誰かが言っていたとしても遅すぎるということはありません。これを実感したのがこの記事。最初にガツン!とPVが伸びたのも、ネットで旬な話題だったからだと思います。

ブロガーのみなさんPV稼げなくて悩んでますね?それなら正義について話をすると良いですよ、という話。

アクセス数のゴールデンタイム

まとめブログの読者=ネットユーザーにはそれぞれ生活のリズムがあり、ユーザーによってアクセスするタイミングはバラバラです。そうしたなかでも彼らのアクセス数が飛躍的に伸びるピークタイムがあります。平日の正午からの1時間、そして20時からの2時間です。

これについては、どうなんだろう。巨大サイトのデータだということを考慮すると、最適解なのはわかるけどね。運営するサイトそれぞれで、試行錯誤することが必要なんじゃないかな。

寝る前にスマホでチェックする人が多ければ22時からの1~2時間だろうし・・・。昼は正午から14:00までの間に一度ピークがあるというのは概ね同意できます。会社の昼休憩にネットする人が多いのだろうね。

結論、アナリティクス入れとけ。

そこでしか読めない記事を心がける

つまりこれ、ブログの個性を出すということ。著者は「生きている感じ」と表現している。個人ブログなのだから大手のように当たり障りのない内容でなくとも構わないと思うのだけど、みなさん同意してくれますよね?

ぼくからのアドバイスとしてはこうだ。一見タブーと思われることでも、書いてみたら良いと思うよ。その後は責任持てないけど・・・。

トレンドの最前線を追い続ける覚悟はあるか

著者は小見出しの通り、レッドオーシャン(競争の激しい分野)で最前列をキープするために、誰よりも速く泳ぎ続けることを主張しています。この人そのものがブラック体質なんじゃ・・。

イケダハヤト氏はコンテンツレベルのピボット(転換)ですぐブルー・オーシャン(誰もいない青い海)を目指すのとは正反対です。どちらが良いかはわからないけど、好きならできるんじゃないですか(棒読み)。

大半は(そのテーマは)好きだけど、(最前列キープが)できない。これが真実。

ブロガーは叩かれてナンボ

アンチがいてこそ一人前という。ただのポジティブシンキングに聞こえないのは実績があるからなのか・・。たしかに顔の見えない、生きている感じのしない、つまり個性や主張のないブログは炎上しようにも燃えるものがないよなぁ。

ぼくの記事も、あわや火が灯りかけた。それにしても、批判的な意見は良いとして、感情論のいかに多いことか。結局あのひと”若い”のひとことで片付けられるあたり、思考停止じゃないかと思うけど。ここで若くないというと”精神年齢が”というオチまでついてくることは想像に難くない。青臭い=若いと断定して大人の自分が高みから見下ろしている感覚なんだね。困った大人もいるものだ。

自称クリエイティブが集う「note」ってぶっちゃけ過疎ってますよね?

小見出し結論へいこう。

叩かれるということは、そこに賛否両論の主張があるはず。主張するというのはブロガーの生命線で主張のない記事は読んでいても面白くない。だから、叩かれてナンボというのはあながち間違ってはいない。ただ、注意してほしいのはアンチ(否定派)とシンパ(肯定派)の割合だ。

アンチだけになるとそれはもう大炎上、ただのネットの鼻つまみ者ということ。それを避けるには、読者に対して誠実に(ウソをつかない)できるかぎり言葉を尽くす。ということしかないはずだ。

求められているのは個性だけど、記事を作るときは想像力を働かせてね、と著者も言っている。



個人情報を守るために知っておきたいこと

本書の執筆作業が大詰めを迎えた2014年2月中旬、2ちゃんねるの「なんでも実況J」板を中心に、複数の2ちゃんねるまとめブログの管理人の個人情報が特定され、10個以上のブログが閉鎖するという事件が起きました。

これ「whois」で独自ドメイン調べられた結果の個人情報流出です。偽装gifという画像を転載した、まとめサイト管理人が攻撃の対象になりました。ブロガーで独自ドメイン取得している人は他人ごとと思わず、自分で調べて見ると良いです。

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ページ開いたら右上の検索フォームに独自ドメインを入力してください。

もし、個人情報が出てくるようなら、早めに「Whois情報の公開代行」をできないか、契約サーバーに問い合わせてみると良いと思います。

ぼく個人の教訓も追加しましょう。

画像のEXIF情報には注意が必要ですね。機種にもよりますが、たいていは日時や機種の情報がしっかりと残っています。また、サムネイルデータというものを保持する場合もあって、元画像にモザイク処理したはずなのにサムネイルデータが原因で個人が特定されてしまうケースがあります。

また、位置情報なども自宅バレの原因です。スマートフォンでフェイスブックやツイッターなどのSNSを更新するときは十分注意してくださいね。

Exif情報の恐怖!個人情報を守るには(iPhone・Android・デジカメ)

まとめ

清水鉄平ってどんな人かは、本書を読むとわかると思う。ぼくの感じた印象はゲームとブログが好きな普通のひと。普通じゃないのはブログにかける情熱。

普通なのに普通じゃない。ブログに関しては。

鉄平さんの年収はおいくらですか?(42歳、男性、会社員)

こういうゲスな問いには誰もが興味あるのだろうなぁ。著者はアフィリエイトで食っていけるか?というブログ飯についても言及していて、答えはYESだった。

イケダハヤト氏はブログで喰っていくことはプロの野球選手並の難易度だと言っていたけど、不可能ではないと言っていた。つまり、こちらもYES。

プロブロガーになるのは、プロ野球選手並みの難易度です。それでもよければ挑戦してみるべし

どちらも共通しているのは、難易度が高いということだ。

思わず「そう、そう」と頷いてしまったよ。

1日のPV見てため息ついて・・・心折れそうになるのを堪えて更新。

メンタルな部分が弱いと、大変なんですよねぇ。

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はちま起稿を続けてこれた理由というのが刺さったので、自分用へメモ。

なんだかんだ言われていますが、はちま起稿を続けてきた理由って読者が面白がってくれたからなんですよ。

毎日毎日休まず記事を書き続けるのは死ぬほど大変でした。それでも続いてきたのは、読者からたくさんの反応があったからでです。

ポジティブな反応もネガティブな反応も、すべてがモチベーションにつながりました。


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