まずいラーメン屋はどこへ消えた?競争社会で生き残るためにあなたが選べるたった2つの方策

    

005235

まずいラーメン屋はどこへ消えた?

さぁどこへ。

マズいから客が来なくて淘汰されたんじゃないの?

そういう一般論もありですが…。

スポンサーリンク



身の回りの出来事をよく思い出してみてください。

さして美味しくもないんだけど、そこしかないからしょうがなく利用する店とかありませんか?冒頭のまずいラーメン屋がそれ。

これまで駅前の立地の良さという既得権益にあぐらをかいていたまずいラーメン屋はインターネットの口コミの出現によって没落した。
これまで少ない品揃えでも経営が成り立っていた地方の書店はアマゾンという巨大なライバルの登場になすすべもなく敗北させられた。

情報化社会になり、ぼくたちは手軽に情報を得ることができるようになってきた。

安くてうまい店、そうじゃない店。

これからは知っている範囲のお店のサービスで我慢することもなくなってきたのだ。

そうなると、たまったもんじゃないのが情報をやり取りされる側。

競争相手が一気に増えることになるからいままでのやり方が通用しない。

00723452

前述のまずいラーメン屋が良い例で、少し足を伸ばせばもっと良い店があると知ったらもう誰もそこへは行きませんもの。

ピンとこない人には、昨今の書店の没落ぶりのほうが、わかりやすいかもしれません。

著者は、こうした勝ち組と負け組がはっきりと分かれる社会、競争に勝たなければ淘汰される社会を椅子取りゲーム社会と呼びました。



改めてご紹介。

著者は岩崎夏海。

もしドラの作者なんですが、彼もまた椅子取りゲーム社会に追い詰められたひとり

大ヒット作の「もしドラ」はドラッカーのマネジメントというビジネス書をわかりやすくエンターテイメントの要素を加えて発表したもの。

これまで、ビジネスの知識をエンターテイメントの方法論で表現する存在がいなかったから、それは無人の広野だった。

単なる情報は価値を失いそれよりも楽しく面白く伝えてくれるプレゼンテーションが求められていた。

それでは、椅子取りゲーム社会で生き残る方法はあるのだろうか。

生き残る方策は2つあるという。

  • 1つは競争に勝つこと。
    情報化社会では他より質の高い情報を得たものが勝者となります。
    つまりマーケティングの重要性がここにある。
  • もうひとつは競争しないこと。
    競争をせず、新しい分野、領域、フィールドを作る。
    これはイノベーション、つまり顧客にとっても新しい価値を指す。

ドラッカーはこの2つの重要性を著書”マネジメント”で説いています。

企業の生き残り戦略のひとつにブルー・オーシャン戦略というものがありますよね。

未開拓の市場を青い海に例えます。それは競争のない世界です。

企業のブラック化はなぜ起こるかというと、競合する市場で限られたシェアを奪い合うために必然としてコスト削減に走るから。

コスト削減はつまり人件費削減に行き着く。

コストに占める人件費の割合が多くて対象にされやすいからですね。

では、どうすれば新しい価値を見い出せるのだろう。

ひとつ大事なことは、技術革新とイノベーションはイコールではないということだ。

日本の家電メーカーが取り組んできたTVの高画質化。

ある程度までいけば人間の目には判別できなくなるため新しい価値にはつながらないと著者は指摘する。

対して3Mというメーカーのポストイット。

すぐ剥がれる接着剤を開発したけど、剥がれては意味ないじゃないかという常識の壁を破って付箋として売り出す。

つまり、新しい価値を見出すことでヒット商品になったのだ。

これって、新しい価値を生み出せればそれは技術の進歩がなくてもイノベーションになるということの証明ですよね。

その新しい価値を見出すためには地道なマーケティングが必要で、それははイノベーションを生み出す最善の方法のひとつなのだという。

このブログの顧客は誰だろう?著者に倣ってマーケティングをしてみることにした。

読者?ですよね?

でもそんなに簡単に答えがでるわけないよな、と思いながらドラッカーの名言を見てみることにしましょう。

我々が当たり前に考えている「事業とはなにか」とか「顧客は誰か」ということの答えは、殆どの場合”間違っている。

お、おぅ。

イノベーションは続けなければならない。

古くなってしまうからですね。

これをイノベーションのジレンマといいます。

SONY(ソニー)とApple(アップル)の例がわかりやすいので引用してみます。

ウォークマンという携帯音楽プレーヤーで新しい価値を創造。
爆発的大ヒット。

カセットやCDの消耗品でも複合的に売上げる仕組みを作る。
時が経ち・・・技術革新でハードディスクが普及し始めた。

いままで売れていたものが売れなくなる。
だけど、いままでの仕組みからの利益も捨てられない。
なかなか内蔵型メモリーへ移行できなかった。

その結果イノベーションをいち早く起こしたアップルのipodにシェアを奪われてしまった。

イノベーションのジレンマを克服した例ではアップルのスマートフォンがありますよね。いままで売れていた”ipod”の価値を携帯に統合させてしまったんですから。

ひとが捨てられないものは過去の成功体験なんですよね。

もうそのやり方では通用しないのにいつまでもそれにこだわってしまう。

「イノベーションの戦略の一歩は古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることである」

とはドラッカーの言葉で、イノベーションに取り掛かるにはなにかを新しくはじめるのではなく、まず今している必要のない何かから捨てなければならないようです。

椅子取りゲーム社会で生き残るためには競争はしてはいけない。

競争は疲弊します。

だから新しい価値を見出して競争から抜けださなくてはいけない。

ではどうやって?

そのひとつが本質を見極めるってことなんだそう。

見てみましょう。

人間って本質的な価値を見誤りやすいという性質があって、どうしても表面的な価値にとらわれやすい。なぜなら、短期的スパンで物事を考えてしまうから。
しかしながら、本質的な価値というのは長期的スパンのなかにこそ現れる。
それはあらゆる事態が必ず長期化するからだ。
そのため本質を見極めるには短期的スパンで物事を考えるのではなく長期的スパンで物事を考えるというのがひとつの有効な方策となるのだ。
本質を見極めることができる人というのは絶対数が少ない。
それだけあなたは長期的スパンで考えられるようになればそれだけで競争から抜け出せるのだ。

物事の本質を見極めるためにシンプルな方法がある。

それは常識を疑うってこと。

先の話に戻ろう。

このブログの顧客は誰だろう。

ぼくは読者?と考えたけど、それは間違だったかもしれない。

ドラッカーの言葉。

顧客からスタートしろ。つまり顧客中心に。
顧客は誰かを問え。
つまりあなたの顧客は誰で、一体どんな人なのかを考えなさい。
そこで、今あなたが考えた顧客というのは、大抵の場合間違っている。それは間違った考え方だ。

これが常識を疑うということ。

つまり、自身の出した”常識的な答え”からまず疑ってみるということらしい。

もうひとつは専門性と汎用性を同時に身に付けるということ。

情報化社会では瞬時に知識が共有されるから、ひとつの分野の専門性だけを武器にしていたのではコモディティ化は避けられないどころか、どこまでいっても競争がつきまといます。

ひとつの解決策として、専門分野と相乗効果であなたの価値を高められるスキルがあると良いのだという。

近年では、プレゼンテーション技術がとりわけ重要視されているらしいのだけど、読んで納得。なるほど。たしかに伝わらなければね、本来の価値って埋もれたままですから。しかもわかりやすくという制約つきだから、簡単そうで難しい。

最後は、現場に還ること。

ヒントになるかもしれないから事例を紹介。

たとえば、この人。

隈 研吾さんは新歌舞伎座を設計した日本の代表建築家です。

アオーレ長岡も作品のひとつ。

これが市役所!?新潟県の「アオーレ長岡」がすごい
http://matome.naver.jp/odai/2134838266396615701

彼の建築では何を重要視するのかというと、その建物を使ってみて気持よく感じることなのだそう。

現場に行って体験しないことには味わうことができない。
なにしろそこにいかなければ気持ちよさは味わえないのだから人々は何度もそこへ行くようになる。そして、自然と賑わう。
空間がますます魅力的になるという相乗効果。

さて、こちらはどうだろう。

原宿にシェア型複合施設「THE SHARE」誕生。
2012年1月14日のグランドオープンを前に、館内を初公開!
http://www.fashionsnap.com/news/2011-11-24/the-share-harajuku/

原宿THE SHARE
https://www.the-share.jp/

近年、新しい働き方として注目を集めているのがノマドワーカーという働き方なんですが、彼らのあつまるスペースなんかも盛り上がりを見せています。

原宿THE SHAREとか典型だと思う。

ノマドワーカーのための電源カフェとか、ネットでいくらでも”まとめ”を見つけることができました。これって新しい価値観ですよね。


スポンサーリンク



関連記事

このページの先頭へ