世界一の現場力!新幹線のお掃除集団がすごい。

    

001

「新幹線お掃除の天使たち」を読了。

福祉というサービス業で働いているけど今のサービスのままではダメなんじゃないか?と思って手にとった。

これ、良書ですよ。

もう、明日からバリバリ働きたくなるもんね。

プロ意識って素晴らしい。カッコ良い!チームワークってすごい。

ノマドワーカーも憧れるけど、チームワークで、一体感のあるチームで働いて成果をだしたときの満足感も捨てがたい。

仕事するって、とっても楽しい!と思える一冊。

スポンサーリンク



彼らは東北新幹線の子会社で鉄道整備株式会社という通称テッセイの社員です。

掃除のおばさんっていうとどういう姿を想像します?

白のスニーカーに床のタイルと同化しそうな色のダボついた作業着、三角巾かなぁ。

無言なイメージであまり良い印象がない。

ところが、この会社は7年かけていまのスタイルを築き上げたのだそう。

社内のモチベーションを上げる取り組み、エンジェルリポート。

その中から実際にあったエピソードを紹介しています。

003

パートから始めた女性の話。

働く時にプライドを捨てた。だってお掃除のおばさんって世間で誇れる仕事じゃないでしょうと言う。

車内の清掃だけしていれば良いと思ったらここの人はまったく違う。自分の持ち場が終わるとサッと移動してまだ終わっていないところを手伝う。

限られた7分という時間を使っててきぱきと清掃するプロの仕事。



そもそも清掃会社って決められた区画を掃除して”いくら”という収入体系だから、余計な仕事しても収入にはならないんです。

でも、ここのひとたちは率先して案内係や困った人のお手伝いまでやっている。

「お客様、何号車にお乗りですか?」

「14号車です」

「ではわたしたちの清掃作業が終わりましたら、車内にお運びしましょうか」

その女性は一瞬きょとんとして私たちを右から左へと見ました。

「そんなことお願いして良いの?」

「もちろんです。しばらくお待ちください」

 

ある日、新幹線のガラス越しに隠していた親戚と目が合ってしまう。

見られた…。

私、新幹線のお掃除しているところを見られちゃったんだわ。

複雑な思いでした。自分のなかではもう、やりがいのある仕事だと思い始めていたからです。でも、世間の人はそうは思わない、きっと。特にプライドの高い夫の兄弟たちは。そう思うと、恥ずかしさと、夫への申し訳ない気持ちがふつふつと湧いてきました。

1週間ほどした夜、食事が終わった頃に、電話が鳴りました。私が出ると、夫の妹からでした。

「働いているとは聞いていたけど、おねえさんがあんなに立派な仕事をしているなんて思わなかったわ」

義妹は本気で言っているようでした。

「東北新幹線のお掃除は素晴らしいって、ニュースでもやっていたの、見たの。ずっと家にいたおねえさんがあんなふうにちゃきちゃき仕事する人だなんて思わなかった。すごいじゃないですか」

私はうれしくてうれしくて、なんて返事をしていいのかわかりませんでした。

翌年、私はパートから正社員への試験を受けました。面接で社員になりたい動機を聞かれ、親類に隠していた話、少しずつ仕事に誇りを持てるようになった話をして、こう締めくくりました。

「私はこの会社に入るとき、プライドを捨てました。でも、この会社に入って、新しいプライドを得たんです」

読み終わったあとのなんとも言えないさわやかな気分。

一生懸命仕事するって良いよね。職場の仲間に支えられて、チームで仕事する達成感って自分の会社人生を豊かにしますよね。仕事って楽しいですよね!と思える本です。


スポンサーリンク



関連記事

このページの先頭へ