人を生かす:悩めるリーダーが今読むべき本!読んでみたら思いのほかハマったのでおすすめしたい。

    

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軟弱で軽薄なビジネス書を読んで、「あぁ~オレがんばらなくても良いんだなぁ、仕事を任せて自分がプレイングマネージャーにならないように気を付けないと。」とか思っていた自分の考えが180度転換しました。

タイトルから受けた印象と変わりなく、全編に渡って硬派な仕事の哲学が、相談に対しての回答形式で説かれてます。

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これ、京セラの創業者稲盛和夫さんの著書なんですが、もうね、痛快のひとこと。

「ワンマンではダメ」という言葉に耳を傾ける必要なし!とか、きますからね。

少し引用しましょう。

「何でもかんでもやるワンマン社長だから、人が育たないのです」とよく言われます。コンサルタントはみんな、「人を育てるにはもっと人に仕事を任すべきです」というのです。それを聞くと「なるほど」と思って非常に悩まれる。しかし私は、「それはナンセンスだ」と断言します。それは自分で経営したことがない人がいう言葉です。経営者はそんな悠長なことはいっていられないのです。

お固い印象から遠慮してきた人も多いはず。

だって、ほかに読みやすいビジネス書はたくさんありますから。

でもね、こういった世界の企業を引っ張ってきた人が語る言葉は重いと思うんですよ。

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会社が伸びてゆくには社員の自発的なエネルギーが必要という。

それを育てるのがリーダーの役目と。

現場で成果がでるかどうかはつまるところそこで働く従業員の努力に負うところが大きいですからね。

そのモチベーションを上げることが成果に繋がっていくのだと思います。

ただ、難しい。ひとを育てるってほんとにね、難しいんです。

将来の夢を語ったところで、現実は目の前の単純なルーチンワークをこなすことが前提としてあるわけだし。

ひとつ参考になったのは、ここ。

会社の方針を部下に伝えていくことには私も随分と苦労しています。突然新しい方針を打ち出してカリカリと文句を言う。それに対して「なに言うてんのや?」と冷たい目で見ている。「私は会社をこうしていきたいのです。みなさん協力してください」と言っても理解されないどころか誤解さえされる。もとから私のことを舐めてかかっている人たちを説得しようというのは至難の業です。

私ひとりで一人ずつ理解を求めるにも時間がない。私の思考哲学を伝えてくれるようなリーダーを作らないといけないと思いました。

自分を慕い、信頼してくれる部下を育てることなのだと思います。

そのためにはどうするか?

それに対して、こう回答がありました。

自身に魅力がなければ人はついてきません。資源の乏しい(ヒト・モノ・カネですよ)中小企業はいかに働く人の力を結集させるかが、鍵となる。持てる資源は人しかいない。何よりもリーダーが仕事の面でも、人間性の面でも信頼されることが必要となります。

リーダーとして立派な仕事をしようと思えば私心を挟まず人間として正しいことを正しいままに行うことが大事です。「自分の都合の良いようにしたい」という考えであっては信頼されて尊敬されるはずがありません。~中略~

人を動かす原動力は公平無私なリーダーの姿です。自分を磨き、人格を高め、尊敬されるようになればリーダーの指し示す方向に向かって一体となり自然と努力してくれるようになるはずです。人格を高めて人柄を良くしていくには哲学を学び自分のものにしていく。先人に学ぶということ。もうひとつは善きことをなす。つまり「利他の行為」。善きことを行うことは自分の人格を高めることにもなっていく。

つまりリーダーが人一倍働き、部下を引っ張っていく一面が必要なのだということですよね。

それぞれがやる気を出して・・・みたいな理想論はたしかに正しい。でもね、仕事って結局はそうじゃないよ、泥臭いことたくさんあるんだよ。

ということを教えてくれる。



IT企業とかのお洒落なオフィス憧れて「あぁ~こんなとこで働けたら楽しかったんだろうなぁ・・・」とか、ないものねだりをしたところで意味がないですよね。

ハコ・モノを取っ払ったあとに残った…そこにあるのは社員を含めた人間の心しかないのだから、そこを何とかするしかない。

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自分が引っ張る?人格者?とても無理。

そうですよね、たしかにハードルが高い。

対して、著者は説く。

まずは、心に留めてそうあろうと努力することが大事なのだと。


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