最新の山道具は少ないけど、案外イケそう!?ブロガー「kakujin」が富士登山に持っていくものリスト!!

    

今月の終わりに富士山に登ることにした。世界遺産になったことだし、というわけでもないが、いつかは登ると決めていた富士登山である。早いほうがいいだろうと思ったのは、つい最近のこと。世間一般で言うところの”ご来光登山”というやつです。ちなみに、富士登山は9月の第一週まで挑戦できるぞ。

富士山の中腹、5合目までは車で行けるし、これまでに何度か行ったこともある。ここは真夏でも涼しい。麓(ふもと)は快晴でも、登ると霧がかかっていて肌寒いなんてことはよくあることだ。5合目にある、「こみたけ売店」の右脇には登山道へのゲートがある。いままでのぼくにとって、その先は未知の世界だった。その先の世界に行けるのだから、これは想像しただけでもワクワクする!

登山はそこそこ経験があるのだけど、富士山だけは経験がない。ぶっちゃけて言うと初心者の域だ。さて、そんなぼくが何を持っていこうかと迷うのは当然のことで、長いことがあーでもないこーでもないと考えた。結局、長年使い慣れたものがベストという結論に。ここでは、実際に持っていくものをリストアップしてみた。コンセプトはいかに軽く、いま持っているもので安く済ませるかだ。上を見ればキリがないし、便利なアイテムは世の中に溢れている。だけど、あえて持っていかない勇気というものも大切だ。それこそ心配していてはキリがないのである。

ということで、ぼくが富士登山に持っていくものは以下のアイテムだ。最新の山道具は少ないけど、意外とイケそうですよね。

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富士登山に持っていくモノ

「karrimor」のザック

karrimor AR25

軽さ優先で選んだ結果、今回のザックは「karrimor AR25」にした。山岳マラソン用の軽量ザックなのだけど、走って登るわけじゃない。第一そんなことをしていたら、高山病にかかってしまう。高山病にかからないようにするには、事前の休息をしっかりとること、水分をしっかりととること、とにかくゆっくり登ることに尽きる。もし高山病にかかったと思ったら、迷わず下山するといい。高度を下げるのが一番の解決方法だからだ。

ついでながら言うと、ぼくは富士登山に酸素缶は持っていかない。たとえば、苦しくなったとして酸素を吸っている間は楽だけど、吸うのを止めた瞬間からもっときつい。しかも、市販の酸素缶なんてすぐ切れる(1分ちょっとしか持たないんじゃないか?)。そんなことより、しっかりと深呼吸しながら、ゆっくりと時間をかけて登ろう。酸素を運ぶ血液の循環を良くするために、水分をこまめに摂ることも大事だ。

「ARC’TERYX(アークテリクス)」は止水ジッパーで有名なブランドだ。アークテリクス・ボラという大型ザックは持っているけど、小さめのザックはなかったからAmazonで探してみた。「ARC’TERYX Arro 22」というモデルなんだけど、これにはノートPCとかの電子機器を詰め込んでノマドワークの真似事するのに良さそうだ。これ、実は購入済みで富士登山までに届けばこっちを使うかもしれない。

ビジネスでも使えるノマドバックを買いました。PCが難なく収納できて止水ジッパーのある「ARC’TERYX(アークテリクス)Arro 22」が最強。

「AKU」の重登山靴

AKU 重登山靴 ジャスパーGTX

履き慣れた靴ということで、ぼくはAKUの「ジャスパーGTX」。ヌバックを使った落ち着いた見た目が大袈裟でなくて良い。実質、石井スポーツのオリジナルブランドだと揶揄(やゆ)されることも多いブランドなのだけど、使ってきた感想を正直に言うと、そんなに悪くない。こういう重登山靴はアッパーもソールが例外なく硬くて、最初は驚くかもしれない。だけど、ガレ場を歩く時にそのありがたさを実感できるはずだ。

ただ、そうは言っても、平坦な道を歩くときに、これほど疲れる靴もない。しかも夏なんて、ただ履いているだけで汗で蒸れる。山の状況に合った靴を揃えたほうがいいのは間違いないが、他に靴を買う余裕がないのだからしょうがない。多少違っていても履き慣れているもののほうが歩きやすいこともあるということだ。

※登山には履き慣れた靴というのが大前提だけど、ダナーライトとかの中途半端な軽登山靴で登山するのはおすすめできない。なぜなら、ソールがフニャフニャで滑るし、地面の凹凸を拾うからとても疲れる。ハイキング程度ならお洒落で良いのだけどもね。

ベースレイヤー

登山で、ベースレイヤー(アンダーウェアのこと)は重要だ。なぜなら、登山というものは行動中は暑く立ち止まれば寒さを感じることが多いからだ。登山は、汗との闘いとも言える。そうなると、速乾性のある化繊のベースレイヤーがベストという選択になる。しかも安いのだから言うことない。たまにコットンの肌触りが好きで着ることもあるけど、たいてい汗が乾かなくて悲惨なことになる。そんな化繊にも困ったところがあって、それは汗が臭うことだ。ところが、最近では防臭抗菌機能のついた素材も登場しているらしい。

ぼくはウールが好みだ。天然素材で、適用温度範囲も広い。メリノウールは値段が比較的安くて、薄手のものならそこそこ乾くし夏でも問題なく使える。そして何より、汗で臭わないのだ。天然の防臭効果のおかげらしい。

「フェザーフレンズ」のヘリオスベスト

FEATHRED FRIEDNS/フェザーフレンズ ダウンベスト HELIOS VEST ヘリオスベスト パタゴニアフリースジャケット

頂上付近で寒い場合に着るミドルレイヤーをどうしようかと考えた。「Patagonia(パタゴニア)」のフリースで済ませようかと思っていたけど、意外とかさばるから、結局ダウンベストに。ご来光待ちの間だけ快適に過ごせれば十分なんだ。動いていれば寒くない。8合目まで下山すれば、そこから先は不要なものだしね。

持っていくのは「フェザーフレンズ」のヘリオスベストだ。ダウンの暖かさは、どれだけ空気を保持できるかによる。これは「フィルパワー」という品質基準で表されることが多い。フィルパワーというのは「重量1オンス当たりのダウンが何平方インチの体積に膨らむか」を示すもの。だいたい600フィルパワーで高品質なのだけど、なかには”700”を超える超高品質素材もある。ヘリオスベストはその700フィルパワーの高品質ダウンを9:1の割合で使っている。”ヘリオス”はギリシャ神話に出てくる太陽の神のことだ。ヘリオスの名前がつくこのダウンは超軽量たったの280グラムでかさばらない。さすが太陽の神だ。

デザインがシンプルで、ロゴマークすら見当たらない。そういう潔さがいい。難点は取り扱い店舗が少ないことだろう。

「MOUNTAIN EQUIPMENT」のソフトシェル(アウター/パンツ)

マウンテンイクイップメント エンデュロシェル Mountain Equipment ENDURE SHELL0725140003

ソフトシェルの”シェル”って「殻(から)」のことだ。蟹とかの殻を想像すればいい。殻のように身体の外側にあって身を守る上着とかを指す。ソフトシェルは完全ではないけれど、防水透湿効果や防風効果のあるものが多い。防風効果は結構大事で、たとえばジャージ素材なんかは冷たい風を簡単に通してしまうけど、ソフトシェルなら、そんな不快な思いをしなくて済む。稜線で風に吹かれると想像以上に体力を消耗するのだ。

パンツもソフトシェルがおすすめだ。汗をかいたって、すぐに発散してくれるし、ストレッチ素材で足の動きを妨げない。ジーパンやチノパンで登山しようものなら、汗で皮膚に貼り付いて不自由な思いをするハメになる。

ここ最近は、イギリスのブランド「MOUNTAIN EQUIPMENT(マウンテン・エクイップメント)」のソフトシェルアウターとソフトシェルパンツを気に入って使っている。透湿・ストレッチ素材で、ウィンドストッパー機能付き。ここのは生地裏が起毛していて肌触りもいい。富士山の頂上は夏でも寒い。秋冬にも使えるものを選びたい。

ぼくがMOUNTAIN EQUIPMENTのソフトシェル(アウター)を選ぶ一番の理由は身体にフィットするからだ。、ほかのアウトドアブランドのソフトシェルでは着丈が足りなくなることが多い(特に袖丈が足りないことが多い)が、ぼくにはぴったりだった。

「Mont-bell」のストームクルーザー

Mont-bell モンベル ストームクルーザー

ソフトシェルが多少の雨風を防げるからといって、土砂降りの暴風雨に耐えられるわけじゃない。そうなるとレインウェアの出番だ。大事なのはここでも透湿素材を選ぶということで、これをしていないと、雨は防げても汗でびしょ濡れになる。透湿素材としてはGORE-TEXがベストな選択なのだろうけど、高い。「Mont-bell(モンベル)」の”ストームクルーザー”はGORE-TEX素材を使用していてコストパフォーマンスがいい。こまかいところが行き届いていて、人気が高いのも頷ける。安さで選ぶなら「Columbia(コロンビア)」の”グラスバレーレインスーツ”でもいい。独自の防水・透湿機能「Omni-Tech(オムニテック)」が売りだ。

両方持っているが、性能面で選ぶならMont-bellのストームクルーザーになる。ただ、土砂降りの豪雨でも無い限りColumbiaのOmni-Techでもまったく問題ないと思う。

「Smart Wool」の靴下

Smart Wool(スマートウール)

「Smart Wool(スマートウール)」は厚手でクッション性に優れていて、歩行の疲れを軽減してくれる。靴ずれ予防にも効果的だ。一見すると冬用かと思うかもしれないが、そんなことはなく通年使える靴下だ。素材はメリノウールという天然素材で、汗を吸湿して発散してくれる。化繊ほどの速乾性はないけれど、足の臭いもしっかり抑えてくれるから登山に最適だ。

デザインも豊富で選ぶ楽しみがあるね。

「MSR」のPack Towlタオル

PackTowl(パックタオル) Personal L

首に巻いて日焼け予防に使ったり、汗を拭いたりするタオルなのだけど、家庭用タオルでもいいかな。ただし、しばらく使うと臭くなるのがね…洗ってもなかなか乾かないし。ぼくはそんな悩みがあって、ものは試しにと「MSR」のパックタオルなるものを購入して使っている。特徴は抜群の速乾性と吸水性。洗って絞ってザックにぶら下げてしばらくすると乾いている手軽さにハマった。登山の帰りに温泉に立ち寄ることも多いけど、これがあればわざわざタオルを購入することもなくなる。

ただ、高い。タオルにこの値段を出すというのはかなり躊躇するけど、買ったら手放せなくなります。ぼくの使っているもので、サイズは90×40cm。厚さは1mmくらいだと思う。このサイズであれば首に巻けるし、口元を覆って後ろで結べば、富士登山で必須のマスク代わりにもなる。

グローブ

軍手で十分。見た目が嫌なら、コンビニで見た目マシな手袋買えばいいと思う。夏登山で防水手袋なんて、暑くてはめていられない。厳冬期でもないのだから、雨に濡れて凍傷になるなんてこともないだろうし、夏富士登山の場合は手の保護が目的だから、ぶっちゃけなんでもいいと思うのだ。軍手して歩いている限り、手先が冷えるなんてことない。

というのも、実はぼく、あまり手袋を使わないからこんなことを言うのだ。歩いている時って手先は暖かいし、休憩の時、寒ければポケットに手を入れることにしている。それで問題ない。

「THE NORTH FACE」のGORE-TEXハット

THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス) GTX LINNER SOFT HAT GORE-TEX ゴアテックス帽子

熱中症対策に帽子が必要なのは言うまでもないことだ。稜線では風が強いこともあるので、しっかりとホールドしてくれるものがいい。ハイキングと違って傘は持っていかない(基本雨が降ったらレインウェア)。レインウェアのフードをかぶってもいいけど、防水タイプなら帽子を脱ぐ必要もなくなって便利だ。

ノースフェイスのGORE-TEXハットは、見た目重視で選んだ。ほかにもっと機能性が高いものはあるだろうけど、お洒落だって登山を楽しむ大切な要素だと思う。選ぶ時は、帽子のツバが硬いものを選ぼう。そうでないと風に煽られてパタパタなびく。あご紐は自分で付けてもいいし、クリップでザックに繋ぎ止めておくのでもいい。

※サイズはMとLがある。Lサイズは、頭が大きくて他ブランドのLサイズだと窮屈に感じるぼくにもジャストなサイズ。

「PETZL」のヘッドライト

PETZL TIKKA ペツル ティカ

PETZL(ペツル)はフランスのクライミング用品専門のブランドで、LEDヘッドランプでは特に有名だ。当時、ぼくは写真のPETZL製「TIKKA(ティカ)」が発売されると同時に買ったのだけど、その頃の登山用LEDヘッドランプといえばPETZLが一番有名だった。電池込み重量が70グラムで連続照射時間150時間。さすがに夜道を歩くのに実用的な明るさは12時間程度しか持たないのだけど、それでもいままでの電球タイプと比べればスゴすぎるスペックに驚愕したものだ。ちなみに本を読むくらいなら100時間はいけるらしい。これ、いまでは防水が普通なのだけど、初期のPETZLは防水ではない。それなのに夜道を雨に降られながら歩いたこともある。これが意外と壊れず、いまだに現役で使い続けている。

「ZERO RH+」のサングラス

ZERO RH+ STYLUS RH617

高山では紫外線が強くなるから、サングラスはあったほうがいい。登山から帰ってきたら目が真っ赤という経験があるだろう。それは紫外線による目のやけどだ。ぼくが使っているのは「ZERO RH+」の「STYLUS RH617」というモデルで、とにかく軽いのだ。レンズは調光レンズで、暗い場所では色が薄く、明るい場所ではレンズに色が付いて光を抑えてくれる。これは、曇空でも、ちょっと暗くなり始めた夕方でも、昼夜気にせず掛けていられるということだ。「OAKLEY(オークリー)」のサングラスがいまいちフィットしない人はぜひ試してほしい。鼻の低い日本人の顔にとってもフィットするスポーツサングラスだと思う。サングラスは色々買ったけど、これを買ってからはもう悩むことがなくなった。

行動食

ヤマケイオンラインに「定番!?行動食ランキング」というものが載っていて興味深かった。ドライフルーツやドライナッツ、カロリーメイトやおにぎりなどの定番を想像していたんだけど、なるほどソフトクッキーが一位なのか。

持っていくことにしよう。”ミニトマト”や”みかん”なんてのもあった。面白い。ランクは低かったけど、コッペパンは良いかもしれない。潰れるのさえ気にしなければ…。

飲料水

飲料水は2リットルあれば安心。通常は1.5リットルもあればいいらしい。500mlペットボトル×2本で、残りは買うという手もある。富士山の物価は高いけどね。

「RICOH」 GR Digital(カメラ)

RICOH GR DIGITAL

スマホのカメラでもいいのだけど、やっぱり綺麗に残したい。夜景を撮るなら一眼レフに三脚という選択になるのだろうけど、そこまで辛い思いもしたくないということでコンパクトデジカメを持っていくことにした。夜景はブレるけどしょうがない。

「SEIKO」ランドマスターチタニウム

SEIKO ランドマスター チタニウム

山登りにはいつもこれを持っていく。普段使いもほぼ、これだ。時間の把握だけなら、スマートフォンで十分なんだけど、これを付けて山を登るということに慣れすぎて、山登りには、これがないと不安になる。素材はチタンだけど、正直なところ、とても軽いとは言い難い。しかも、もう長く使っているので、よく見ると傷だらけだ。実は壊れているところもある。軽くて性能のいい時計はほかにいくらであるだろうけど、新たに買うってことが考えられない。愛着ってそういうものだと思う。

スマートフォン

情報収集になにかと便利。緊急時の連絡手段にも。富士山は電波が弱いため、電波を探そうとしてバッテリーを消耗する。使わないときは電源はオフにしておこう。体力に余裕があれば、モバイルバッテリーを持っていくといいよ。

山の天気はここが便利。
tenki.jp

砂走り用の自作スパッツ材料

世の中広い。色々な人がいるものだ。何でも買えばいいというわけじゃないんだよね。そういえばバイク乗っていて雨に降られたとき、ブーツカバー忘れて、ビニール袋とガムテープで自作したこと思い出した。
富士山砂走り用の使い捨てスパッツを下山時に即行で自作し装備したら完璧だった

ということで、布テープとビニール袋を持っていくことにした。ゴミ袋として使うのはもちろん、いざというときのザックカバーとしても使えるから本当に便利!

その他

小銭:富士山のトイレは基本有料で200円~300円。両替できる場所も少ないので、小銭を多めに持っておいたほうがいい。

トイレットペーパー:トイレによっては、紙が備え付けていない場合もある。水に溶けるポケットティッシュかトイレットペーパーを持参しよう。ある程度使用してかさが減ったトイレットペーパーの芯を抜いて潰せばかさばらない。紙を捨ててはいけないトイレもあるので、事前に説明書きを読んで利用しよう。

ビニール袋:ザックカバーにしたり、ゴミを入れたりするのに重宝する。

バンドエイド:靴ずれしたときの保護用に。

日焼け止め:日焼け対策



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ないものわざわざ買うより、借りた方が楽かもね。

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天空の世界を目指して世界遺産の富士山に登る。「自分で歩いたものにだけ見ることができる景色がある」というのは本当だった!!

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