いつもお金がない人への処方箋。お金持ちになるための戦略は単純明快だった!

    

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お金持ちになりたいあなたがとるべきは、単純明快な戦略だ

誰もがお金持ちを夢見るけど、全員がなれるわけじゃない。お金が平等に行き渡れば”お金持ち”という言葉自体が意味のないものになってしまうからだ。お金を持っているということは相対評価、つまり自分を常に誰かと比べているわけだからね。

自分の隣人はもとより、果ては世界中の人まで同じ懐具合だったとしたら、自分がお金持ちなのか、貧乏なのかって考えること自体がナンセンス。でもそれって資本主義の世の中ではありえない話でしょ?

なぜ、ぼくがこの本を手にとったかというと仕事や人生に役立つと思ったからだ。もっと端的に言うとお金持ちになりたかったのだ。別に、ヒルズに住みたい、別荘が欲しいとか働きたくないとかの話ではなくて、将来に不安がない程度の収入増を望んでいるということだ。あなたもそうでしょう?

では、人よりちょっとお金持ちになるためのシンプルな戦略は何だろう。みんなもちょっと考えてみてほしい。答えは、金持ちの考え方を学んで、真似をして、実践することなのだそう。だから、お金持ちが共通して持つ哲学や行動パターンを何らかの方法で学ぶことは夢の実現にとって理に適っていると思う。

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考え方を変えれば、人生も変わる

お金に対する考え方について書かれている本は多いですよね。お金を稼ぐ具体的なテクニックが書かれている本もたくさんあるけど、その本が出た時点でまったく新しくない。すぐ真似できるものって、すぐに真似されるから優位性がなくなってしまうのも早いのだと思う。

彼らお金持ちに共通する行動や考え方というものは、なかなか身につかないし、そもそも教えてくれる人もいない。だからこそ、そこに価値があるし、そうして身についた考え方はあなたの人生を劇的に変える可能性だってあるはずです。なんだか、とってもワクワクする話ですよね。

「金持ちになる男、貧乏になる男」(スティーブ・シーボルド/著、弓場隆/訳、サンマーク出版/刊)では著者の教訓をもとに”金持ちの考え方を”貧乏人の考え方”と対比させ100項目挙げて、それぞれにアドバイスを提示している。

いくつか紹介します。

貧乏になる男は将来への不安とお金を失う恐れから、お金を貯める方法に意識を向ける。たしかに金持ちになる男も貯蓄は大切だと考えているが、世の中の問題を解決し、人びとの役に立つことによって大金を稼ぐことを考える。

貧乏になる男は時間をお金と交換する。そのために、お金が時間と直結しているという短絡的思考に陥りやすい。貧乏になる男は、長時間働くことが多くのお金を稼ぐ唯一の方法だと思い込んでいる。(中略)貧乏になる男は時間をお金と交換して稼ごうとするばかりで、社会に役立つ創造的なアイデアを考える努力をしない。

もし汗水たらして働くことが経済的成功の秘訣なら、工事現場の作業員やレストランのウェートレスはみな金持ちになるはずだ。しかし現実にはそうなっていない。

貧乏人が一日の終わりに心身ともに疲れてクタクタになっているのに対し、金持ちは貧乏人の雇用を維持するための方法を考えてワクワクしている。

資本主義のすばらしさは、誰もが自由に考え方を変えられることである。ところがほとんどの人はそれをしない。どうやって考え方を変えればいいかを知らないし、それができるとも思っていないからだ。

金持ちになる男も学校教育は重要だと考えているが、それが資産形成につながるとはあまり考えていない。(中略)学校教育は社会で生きていくための基本的な知識を教えるが、それは時間をお金と交換する方法であり、資産形成に役立つことはめったにない。

貧乏になる男は身を粉にして働けばお金を稼げると考えている。労働と努力が経済的成功に結びつくと信じているのだ。しかし、それこそが金持ちになれない原因である。彼らは見当違いの考え方にしがみつき、中年になったときにそれまでの20年間の労働に見合うお金がほとんど残っていないことに困惑する。(中略)ほとんどの人は子どものころに「学校でしっかり勉強していい成績を収め、いい大学に行けば、成功が保証される」と教え込まれる。しかし、このやり方で金持ちになる人はわずかしかいない。大学を出ても何とかやっていくのが精いっぱいで、兄弟のなかで出世頭になるのが関の山だ。

貧乏になる男は収入を超えた生活をしがちである。浪費家というわけではないが、収入がとても少ないので、それなりの暮らしをするためにあり金を使い果たさざるをえないのだ。彼らにとってさらに不満なのは、ファイナンシャルアドバイザーに「もっと支出を切り詰めなさい」といつも注意されることだ。これは健全なアドバイスだが、凡人の発想である。

貧乏になる男は辛抱できる仕事を見つけ、定年退職の日を夢見ながら何年もその仕事にしがみつく。ほとんどの人は好きでもない仕事にいやいや従事しながら、クビになるのを恐れている。その理由は愚かだからではない。生活費が必要であり、汗水たらして働けばお金を稼ぐことができると学校で教えられ、周囲の人からもそのように言われたからだ。金持ちになる男はその思い込みから抜けだして、その気になれば何でもできると考えている。その例が「情熱こそが金持ちになる本当の秘訣だ」という考え方だ。(中略)それを貧乏人に伝授しようとする試みはこれまで何度もなされてきたし、そういう本がたくさん出版されてきた。しかし残念ながら、その哲学を実践する人はわずかしかいない。

貧乏になる男は「お金を儲けるには手持ち資金がなければならない」と言うが、その発想はネガティブである。お金を儲けるには、問題を解決するアイデアがあれば良いのだ。

貧乏になる男は起業のリスクについて何度も警告されてきた。彼らは失敗の確率を調査し、事業を起こして貯蓄をすべて失った実例を見聞きして落胆する。(中略)一方、金持ちになる男は起業が資産形成の最速の方法だと考えている。

自己啓発に興味を示すのは総人口の5%程度だが、彼らは社会でもっとも成功している人たちだ。

貧乏になる男は学校教育だけが唯一の教育だと思い込んでいるので、卒業すれば学習をやめる。一方、金持ちになる男は大学が生涯学習の始まりであることを知っている。(中略)読書はというと、金持ちになる男はビジネス書と自己啓発書をよく読む。貧乏になる男が読むのはゴシップ紙と娯楽雑誌くらいだが、金持ちになる男は成功の秘訣を学ぶために本をむさぼり読む。(中略)要するに成功の秘訣を学べば学ぶほど成功して金持ちになるということだ。きわめて単純な原理だが、実践している人はわずかしかいない。



まとめ

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これ、マネー分野の自己啓発書です。著者のスティーブ・シーボルド氏はシカゴ生まれのアメリカ人で富裕層の研究を行っている方。能力開発の第一人者として国際的に有名です。

本書は文体が断定的で”金持ちの男はこうだ。対して貧乏な男はこうだ。”という断定表現が続くので読み物としての面白さは期待しないほうが良いですね。1項目につき見開き2ページで読み切り。そういった作りは本を読むことに慣れていない人には読みやすくておすすめ。金持ち本はたくさんあるけど、いまさらどれを読んで良いかわからない人には最初の一冊として、スキマ時間にあてる読書としても良いのではないでしょうか。

言っていることも、説得力があって正しい。小手先のテクニックはなくて、考え方がほとんど。一見すると実用性がないように感じるかもしれません。そもそもそんな、小手先のテクニックに言及するものはすぐに陳腐化する前提で読まなければなりません。100項目あるうちの多くは”たしかに、なるほど”と思わされるはずで、この中から自分にあったものを取り入れていけば良いと思います。

著者の主張は一貫していて、お金に対するマイナスの信念や間違った考えを取り除きましょうと言っています。たとえば、「ありえないほど、お金を稼いでいる人は何か悪いことをしているに違いない。貧乏人から搾取しているはずだ」といった考え方がそうですね。

”清貧”という言葉がありますが、真っ向から否定されるでしょう。ははは。

大半は同意できるんだけど、たまに「ん?」と首を傾げたくなる教訓もある。これはぼくの勝手な邪推なんだけど、著者のような人からすれば、貧乏人と いう存在は「変われる環境があるのに変わろうとしないで愚痴ばかり言っている。おまえはバカだアホだ」と苛立ちを隠せない存在なはずだ。だから、ところど ころにそういった、皮肉を込めた表現が目立つ。

多くの自己啓発書は基本的に”おまえが変われば周りも変わる、そうすれば人生も変わっていくだろう、だから考えを変えて行動せよ”というスタンス。だけど、中には変われない人も一定数いるのだから、そういった人は本を閉じて、頑張らない別の生き方を送ることを考えたほうが良い。勝間さん、努力で幸せになれますか(香山リカ/著、朝日新聞出版/刊)でも読んでみるのも良いだろう。

さて、話を戻そう。本書を読み終えて浮かぶのは「そうは言っても、まだまだ景気は良いとはいえないですよね。お金を稼ぐにはリスクがある時代じゃないの?」って疑問。

そういった疑問に対する著者の回答なんですが、自分なりに消化したところ概ねこういう意味かなと思います。

経済の転換期なので、問題が次々に発生していますが、これは逆転の発想をすると、ビジネスのチャンスに溢れているとも考えられます。たくさんの問題のなかからあなたが解決できることを探してみてください。

世の中には困っている人がいて、そういう人へ解決策を提示することで報酬を得ることができます。なので、それを利用しましょう。

まずやるべきはアイデアを生み出すこと、次にリスクを受け入れること。ただし、無謀な賭けをするということではありません。リサーチが重要です。そして決断しましょう。行動力がなければ何もはじまりませんよね。

つねに心を開いてワクワクしながら可能性を追い求めてください

これからビジネス書や自己啓発書をたくさん読むつもりなら、こういった本を合間に挟むと、モチベーションの維持が楽かもしれません。読みやすいから挫折しないし、読み通したときの達成感も味わえますから、ぼくも実際そうしてます。


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