新刊「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015」を読みました。いわゆる新刊レビューを、と思ったのだけど・・・。

    

「転職の上限は35歳まで」といわれていたのが、20年前の話。

いま、ぼくは「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015-知的人生設計のすすめ」(橘玲/著、幻冬舎/刊)のプロローグを読み返しています。

その当時は、35歳を過ぎると経験者でも雇ってくれるところは少なくなるから、今の会社にしがみつくか、不安定なフリーランスになるほかなかったといいます。

ぼくの周りを見たところ、2014年の現在も状況はさして変わらないようです。

サラリーマンの転職を困難にしている大きな理由の一つは、他社では役立たないその企業特有の技能しか身につかないからだといいます。そのため、サラリーマンは会社に依存するしかなく、会社のなかに居場所がなくなると生きていくことができません。

若いうちに泥のように働き、会社に貢献して、年をとれば楽になる。そんな終身雇用の前提が崩れてきて、それでも、ほかで生きていくことができないで必死でしがみつく。いまの多くの中高年はそんなつらさのなか生きています。

ぼくもその一人。

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それなりに年月さえ重ねればある程度のポストまでは行き着くことができるし、この年になれば(35歳を過ぎると)その先も容易に見通せてしまいます。このまま定年まで働き続けるのも悪くない、もうそういう人生しか残されていないんだ。そう言い聞かせてきたのだけど、ここにきて(35歳を過ぎて)、それを素直に受け入れられない自分に気付くのです。

思い通りにいかないのもまた、人生だ。たしかにそうです。でもそれだけでは納得できない自分がいるのです。この気持ちはどこからくるのだろうか?と自分自身に問いかけてみたのですが、残念ながら、いまのぼくにはうまく表現できませんでした。

強いていうなら、後戻りできなくなることへの恐怖、なのかもしれません。この本を読むと、その肌感覚が、より一層鮮明になります。

新刊ということで、いわゆる”新刊レビュー”というやつを、と思ったのだけど、しばらく考えてやめました。

ここでは、少しの紹介に留めます。

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015

「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015-知的人生設計のすすめ」(橘玲/著、幻冬舎/刊)

「黄金の羽根の拾い方」についてわかりやすくいうと、日本版「金持ち父さん」(ロバート・キヨサキ/著)です。

タイトルにある”黄金の羽根”というのは制度の歪みから構造的に発生する合法的な”幸運”のことです。

たとえば世の中には、商工ローン(事業者向けの貸金業者)から高利の資金を借りて返済に苦しんでいる人がいますよね。

商工ローンのような貸金業者は即決・無担保で運転資金を貸してくれる代わりに手数料などの名目で年利30%近くの高金利をとります。一般的に考えて年30%を超える投資効率の事業などありえないのです。結末はご想像の通り。

それに対して、年利0.4%の資金で事業を行っている経営者がいます。驚くことに事業を始めていない、実績もない、どこの馬の骨かもわからないような経営者に無担保で1,000万円を貸してくれるところがあるのです。

この場合、年間に払う利息はたったの4万円です。

これは言うまでもなく”黄金の羽根”で、一般の人が気づかないような場所に落ちているのだけれど、それもそのはずです。多くの人が知るような場所にある羽根はすでに拾われていて残っていないからなのです。

こうした”黄金の羽根”を見つけるには「知識」が必要だということをお伝えしたいと思います。この単純な事実に他人よりも早く気付かなくてはなりません。

その、”黄金の羽根”を手にしたいと思ったとき、本書から得られるヒントはきっとあなたの役に立つはずです。

世の中にはたしかに”黄金の羽根”は落ちていて、手にする人とそうでない人がいます。そうでない人というのは、惜しみなく奪われる側にいる人のことです。

道徳的にどうかはさておき、あなたはこの先、どちらの側に立つのでしょうか?



あとがき

2002年12月に「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」が初版発行されました。いま手元に当時の初版本があります。あれから10年以上も経ったんだな。

ぼくは、何か変われたのだろうか。

橘さんは35歳が人生の転機だったそうです。せっかくの人生だから、サラリーマン以外の違う生き方を試してみたい、そう思ったのだそう。

新刊を読み終えたいま、複雑な気持ちでいっぱいです。

-関連リンク-

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