日本人のためのロジカルシンキング実践法その2。考えを具体的な形にしていくためのシンプルな方法!

    

003

こんにちは。kakujinです。日本人のためのロジカルシンキング実践法その2。

前回はこちら。

日本人のためのロジカルシンキングその1。OPQ分析で読み手の疑問や関心を掴む!
http://www.kakujinblog.com/post-526/

それではいきましょう。

スポンサーリンク



考えを形にしよう。

なんだか文章長くない?この文章から何が言いたいのかわからないんだけど・・・。

言いたいことを伝えようと書いてみたけど、長くなりすぎて結局何が伝えたいのか自分でもわからない。そんな悩みを解決するにはまず、書き手である私たちがこれから書こうとする文章の構造を整理しておく必要があります。伝わる文章というものは、ピラミッド構造になっていることが大原則で、レポートライティングの世界ではピラミッド原則というものはグローバルスタンダードです。

最も伝えたい主メッセージは何でしょう?前回のおさらいをすると、読み手を理解して出てきた読み手の疑問への答えになるのが主メッセージでした。それをOPQ分析で明らかにする方法を学びました。

ただ、その主メッセージにはすぐには納得できない場合もあるでしょう。どうしてそんなことが言えるんだよ?根拠は?読み手の疑問がさらにでてくるのが普通です。

ここではその根拠を示していくために必要な”文章構造を理解して整理する技術”を紹介します。文章構造を理解して整理することができれば、長い文章でも読み手にすっきりと伝わること間違いありません。

文章構造はピラミッドが基本。

4573

読み手のO(望ましい状況と現状の差)が読み手にとってのP(問題)です。”読み手のO”を実現するにはどうすれば良いのか?これが読み手のQ(疑問)です。それに対する答えが文章の主メッセージです。

さらなる読み手のQ(疑問、どうしてそんなことが言えるの?できるの?)に対して5~9つの根拠を示していくことですっきりと伝わる文章ができます。

根拠が多すぎた場合は中身でグループ化します。つぎに、内容を要約してから伝えることで”1つの大きな根拠”として扱います。

ではなぜ、グループ化や要約が必要なのでしょうか。引用してみます。

「情報を受け取った人は、それを理解するために、脳が自動的にグループ化やパターン化を試みる」ということです。なぜ脳がそんな動きをするかと言えば、人間は一度に理解できる考えの数に限界があるからです。
1956 年にアメリカの認知心理学者、ジョージ・ミラーは有名な論文「マジックナンバー7、プラス/マイナス2」の中で、人間が短期記憶できる考えの数は 7±2(すなわち5~9)であるという研究結果を発表し、大きな話題を集めました。すなわち普通の人間が一度に理解できる(短期処理できる)考えの数は 「7±2」が限度であるということです。ちなみにライティングの世界では安全をとり、下限である「5」を限界の数とするのが一般的です。情報の受け取り手 の頭の中は、内容を理解するために受け取った多くの情報をグループ化(パターン化)し、理解可能な考えの数に収めようとする……それならば発信者が予め情 報をグループ化して伝えれば、読み手の負担はぐっと減るはずです。

図に書き出してみるとよくわかるのですが、これはピラミッド(階層)構造になっていて、そのまま文章を書く時の骨格にもなります。

根拠群(メッセージ)をグループ化

主メッセージに対して、さらなるQ(どうしてそんなことが言えるの?根拠は?)が出てきます。それに答えるのが5つ程度の根拠群です。多い場合はメッセージ(根拠)をグループ化しましょう。たとえば以下のリストにあなたはどんな名前を付けますか?

  • ノルウェイの森
  • 1Q84
  • ねじまき鳥クロニクル
  • 海辺のカフカ

グループを見つけると言う感覚が少しでも掴めたのではないでしょうか。ちなみに答えは「村上春樹の著作」です。

グループのなかの共通メッセージを要約して文章に

グループ見つけたらその中で共通するメッセージ要約して文章にします。要約を文章にするときに注意する点は4つ。日本語特有の文章表現なので、意識して直すようにしてください。

  • 名詞表現、体言止めは使わない。
    名詞表現、体言止めとは文の最後を名詞で終わらせる表現技法のひとつです。「青い空。白い雲。心地よい風」結局何が言いたいのかわからない文章になってしまうので、論理的な文章では控えます。
  • 「見直し」「再構築」「問題」「適切な」といったあいまい言葉はつかわない。
  • メッセージはただ1つの文章で表現。
    もし文章が2つあるようなら、要約されていないか、絞りきれていないということ。
  • しりてが接続詞
    「~し、~」
    「~であり、~」
    「~して、~」
    「~だが、~」
    ”しりてが接続詞”は文章の論理関係をわかりづらくします。

「So What?」を繰り返す。

コンサル指南書では定番の「So what?」です。だからどうするの?だから何が言いたいの?と自問自答する過程で本当に言いたいことが見えてきます。

「So What?」を繰り返す意味は何でしょう。
いまの状況を分析したときなんとか結果に結びつく結論を出すためですよね。

とにかくあなたは「何が一番言いたいの?何をすれば良いの?」

最初は的外れてでも、繰り返すうちに上達してきます。

あなたを日本のビジネスマンとして想定しましょう。

あなたのO(望ましい状態)は仕事で論理的な文章が書けること。
P(問題)は、論理的な文章が書けない。
ではどうしたら文章力がアップするか?というのがQ(読み手であるあなたの疑問)です。

それに対するA(私の答え)はレポートライティングの基本書「入門考える技術・書く技術 山崎康司著」を読むこと。

ではなぜ、そのようなことが言えるのか?どうして必要なのか?根拠としては以下の点が挙げられます。

日本の学校でレポートライティングを習う機会はほぼないから、あなたの文章は論理的ではない可能性が高い。この先も勉強する機会はないし、誰も教えてくれない。

現代ではライティングの下手な人は出世が困難だから、勉強することはあなたの会社人生を豊かにする。

レポートライティングの世界ではピラミッド原則はグローバルスタンダードである。ピラミッド原則を最初に提唱したのはバーバラ・ミント女史で、その考え方は「新版 考える技術・書く技術」で学ぶことができる。

しかし、原著はやや難解で日本人が抱える日本語特有の問題にも触れられていない。だから、日本語と英語の違いにも触れた本書を、まずは読むべきだ。



あわせて読みたい「日本人のロジカルシンキング実践法」についての記事

日本人のためのロジカルシンキングその1。OPQ分析で読み手の疑問や関心を掴む!

http://www.kakujinblog.com/post-526/

まとめ

最初の回では、読み手を理解して、読み手の疑問に答えることが大事ということを伝えました。そのためのひとつのツールがOPQ分析です。伝わる文章というのは文章構成がしっかりとしていることが大事で、それはピラミッドのような構成になっているものです。

主のメッセージを支える根拠はたくさんありますが、人間がすぐに理解できる数には限りがあります。でもそれらの根拠をグループで分けて、共通するメッセージを要約することで考えを具体的にすることができます。その考えを具体的にまとめるのに使う技術が「So What?」つまり、「あなたは結局何が言いたいの?」と自問自答を繰り返すことなのです。


スポンサーリンク



関連記事

このページの先頭へ