「kakujinの本棚」の記事一覧

絶対に読んではいけない、トラウマ確実なノンフィクション「殺戮者は二度笑う」

殺戮者は二度笑う 「新潮45」編集部編

「殺戮者は二度わらう 放たれし業、跳梁跋扈の9事件」を読んだきっかけは興味本位からだった。ここに載る殺人事件のいくつかは、「wikipedia」で、未成年犯罪に関してはネット黎明期に一部で有名だった「葵龍雄のクソガキども・・・

宮部みゆきの極上ミステリー「火車」

宮部みゆき 火車

宮部みゆきの「火車」はカードローンの多重債務をテーマにした社会派ミステリ。フィクションなのにまるでノンフィクション小説を読んでいるかのようだった。 分厚くてページを開くと字も詰まっていて、軽くミステリを楽しみたいというに・・・

女性をモチーフにした隠れた名画

バルテュス

ぼくは読書についてはあまのじゃくなので、どちらかというと遠い本(知名度の低い作品)を好む。人にあまり知られていない、希少本や絶版のものを探しだして私的コレクションに加えるのが密かな楽しみだったりする。 絵画もいわゆる名画・・・

完璧な文章は存在するか? 村上春樹の「風の歌を聴け」

「風の歌を聴け」(村上春樹/著、講談社/刊)

いまさらながら村上春樹の「風の歌を聴け」を読んだ。それもハードカバーで。 本の重み、しっかりとした装丁が小説然としていてすばらしい。中身も、行間が詰まっていないからだろうね、軽快な文体によく合っていた。 ハードカバーって・・・

“好き”の変節と絶望感を味わうライトノベル。「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」

「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」(桜庭一樹/著、角川文庫/刊)

桜庭一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」の読後感が”胸くそ悪い”と聞いたので興味本位で手にとった。なんてことはない。ライトノベルだから軽いに決まってる、と侮っていたら後半にかけて物語が一気にドス黒・・・

ドグラ・マグラの著者、夢野久作による短篇「瓶詰めの地獄」

「瓶詰めの地獄」(夢野久作/著、角川文庫/刊)

「瓶詰めの地獄」(夢野久作/著、角川文庫/刊)はドグラ・マグラの著者、夢野久作による短篇集で「死後の恋」など六編が収録されている。今回はそのなかの表題作「瓶詰めの地獄」について。 「瓶詰めの地獄」は瓶に封入されていた紙片・・・

小物のためのセルフブランディング戦略

とある記事を読みました。 弱小ブロガーにセルフブランディングとか必要ないですよ? 要は、良質な記事を書いていけば、リピーターにつながるということです。”誰が書くか”より、”何を書くか&・・・

30代になったいまでも読み返してしまう金子みすゞの詩。そのなかでも特におすすめする4つを選んでみた。

金子みすゞ AC公共広告CM

金子みすゞ(みすず)の詩はせつなくて、どこかもの悲しい。それでいて希望のようなキラキラと光り輝いている何か。 金子みすゞは大正から昭和初期にかけて活躍した詩人。作品を発表していたわずか5年の間で、若き童謡詩人の中の巨星と・・・

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