ファーストクラスに乗れない人のノートと個人的なアナログ環境を公開します。

    

ファーストクラスに乗る人のノート

「ファーストクラスに乗る人の○○○」は人のコンプレックスを刺激するタイトルだ。○○○にはノートが入る。このタイトルに反応する人が、普段から飛行機の”ファーストクラスに乗れない人”なのは間違いない。

そんな本が本棚に鎮座している。お察し。

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内容をみてみよう。いくつか特徴的な小見出しを引っ張りだしてみた。

・ノートの書き方を、楽しもう。
・ノートを書くことで、テンションを上げよう。
・ノートに書くことで、気づこう。

びっくりすることに、ノートを他の単語に入れ替えても機能する。たとえばデジタルのノートはどうだろう。

  • エバーノートの書き方を楽しもう。
  • エバーノートを書くことで、テンションを上げよう。
  • エバーノートに書くことで、気づこう。

ブログでもいいよね。

  • ブログの書き方を楽しもう。
  • ブログを書くことで、テンションを上げよう。
  • ブログに書くことで気づこう。

もう、書くことならなんでもいい。絵とかイラストもいけたし図だっていける。

  • の書き方を楽しもう。
  • イラストを書くことでテンションをあげよう。
  • に書くことで、気づこう

”もこみち”でもイケるかもしれない。

  • オリーブオイルを楽しもう。
  • オリーブオイルをかけることで、テンションを上げよう。
  • オリーブオイルをかけることで、気づこう。

もっと自由に!書くことにこだわらない。もうなんでもアリだ。

  • 浮気を楽しもう。
  • 浮気することで、テンションを上げよう。
  • 浮気することで、気づこう。

”石田純一の名言”に通ずるものがあるな。これはこれで、なんだか説得力がある。

中谷彰宏の著書

さて、ここまで長いリード文にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。それでは「ファーストクラスに乗る人のノート」(中谷彰宏/著、きずな出版/刊)読了のお知らせです。

著者はもと、博報堂CMプランナー。バブル時代のギョーカイ人。「面接の達人」というタイトルのベストセラー作者でもある。

ちょっと驚くことに最初から最後まで、飛行機のファーストクラスとはまったく関係がない自説の主張が続く。ファーストクラスに乗れるオレから、乗れないオマエラへ教えます、異論は認めない。つまりはこういうこと。

内容は、あながち間違ってもいないから共感できる部分もある。明日からやろう!とは思わない。ははは。

ノートは退屈な時間を救ってくれる。

会社の会議は退屈です。退屈な会議が退屈でなくなる方法があります。会議のノートをとっているふりをして、自分で考えた企画をノートに書いていくのです。上司がつまらない発言をしたときに、同時に「ああ、なるほど」と思いつきます。まるで上司の意見に賛同しているように見えます。

(中略)「戻ったら、あれとあれとこれをする」と、TODOリストまでつくります。けっこう忙しいのです。その時間の密度は猛烈に増して、退屈な時間もムダになりません。ノートは、退屈な時間を救ってくれるのです。

会社の会議に意味がないと感じる人は多いと思う。その会議自体を意味のあるものに変えていくのか、その会議に費やす自分の時間を意味のあるものに変えていくかの2通りしかない。著者は後者を主張している。

ノートする人は相手から愛される。

ノートに書くと、ホンネのやりとりができ、相手からも愛されます。「ああ、そうですか」と言うだけの人には「メモしようよ、メモ」と言いたくなります。

(中略)女性が話を聞きながら、「へぇ、ちょっとメモしていいですか」とノートを出すと、男性はコロリと落ちます。自分の言った意見をメモしてくれたということに、男性は一番弱いです。そのメモは、あとでビリっと破いて捨ててもいいのです。

なるほど、なるほど。社内政治を生き抜くためのヒントが隠されているね。要は見た目が大事ということ。このエントリーを読むといい。少し引用します。

どういうとき人は好感を持ちやすいですか?逆に、自分と反対の行動をとるひとには無意識に反感を持ってしまいませんか?想像してみてください。

それは無意識のうちに蓄積していく感情です。そうした感情を理解して賢く行動すること。それはあなたにとって最良の武器になるはず。

年収300万からの脱出方法です。胡散臭い?いえいえとってもまじめで理に適った戦略を教えます。

ライフハックと自己啓発を絡めた内容の本なんて、ツールの違い、アナログかデジタルの違いはあれど、目新しいことはほとんどない。ノートがエバーノートになったり、モレスキンになったり、はたまた安売りの大学ノートで独自性を主張してみるかの違いだ。

そこに”東大生が使っている”、”マッキンゼー式”、”教養がない人のための”等々コンプレックスを刺激するタイトルをくっつけておけばよく釣れる。

そう、ぼくのようにね。



まとめ

一行コピー羅列本作家の出す啓発書やビジネス書は、スーッと入ってくるけど、スーッと抜けていく。何かを得たような気にはなれるから、そういう勉強したつもり、役に立ったつもりに浸りたい人には良いのかもしれない。

活字に拒否反応を起こしてしまうような人には、無駄に大きな小見出しと余白が心地よく感じるだろうから、一定の需要はあると推測。

この本は、かなり前に新刊で買ってそのまま放置していたものだけど、こうして、ブログ記事のネタにすることで日の目を見るとは思わなかった。

ぼく個人としては有効な活用ができて満足です。

ファーストクラスに乗れない人の個人的なノートとアナログ環境を公開

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ブログの書評記事を書くうえでやってること。記者の取材ノートのようなものだね。印象に残った文章と該当ページを記載する。世の中は付箋読書派が多いのかな。

モレスキンの活用

モレスキンも雰囲気が好きで使っています。たしかに万年筆の滲みがあるね。インク替えても、万年筆のペン先変えても、滲むものは滲む。それを味と言って我慢するのもいいけど、ノートはやっぱり日本製という結論。

万年筆で文章書くときのノート

メモはRHODIA(ロディア)。万年筆で文章を書くときは日本製のノートしかありえない。いまはマルマンのボストンノート。アピカの千年ペーパーとか「紳士なノート」もいいね。

万年筆はLAMYがいいと思う。鉄のペン先だからひっかかりは感じるけど、慣れの問題。それが嫌なら金のペン先使うといいらしい。

SAILOR極黒とLAMY純正のインクボトル

大量に書くなら、インクはカートリッジよりインクボトルを用意したほうがいい。左下がカートリッジで。インクボトル使うときは右下の赤い注射器みたいなものを使う。

左上がセーラー万年筆で有名なSAILOR社の極黒(きわぐろ)だ。モレスキンのような質の悪い紙でも滲まないという噂だったけど、滲みます。多少マシかなという程度。

右上がLAMY万年筆純正のインクボトル。古典ブルーブラックと呼ばれている。

LAMYの万年筆をデパートで買うと5,000円くらい。Amazonで正規輸入品を買うとその半額。ノートは断然日本製。それでもこだわるならモレスキン。だけど2冊目にすることをおすすめします。

LAMYの万年筆は持っておいて損はない。万年筆で書くことに慣れるにはベストな選択だと思う。最初はカートリッジでボールペン感覚でどうぞ。慣れたらインクボトルでインク色を変えて楽しむのもいい。

ノートは日本製の高級ノートが良いです。それ以外はストレスがたまって、見返すのが苦痛になります。ぼくは書いたあとにノートから外すことがあるので、リング式のボストンノートを使っています。


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